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米航空宇宙大手ボーイングが開発中の新型宇宙船「スターライナー」が5日午前(日本時間同日夜)、フロリダ州のケープカナベラル宇宙軍基地から初の有人飛行試験に出発した。米航空宇宙局(NASA)の飛行士2人が乗り、国際宇宙ステーション(ISS)との間を安全に往復できることを示す狙いがある。

スターライナーは高さ5メートル、直径4・6メートルで、円すいの上部を丸くした形のカプセル。NASAはスペースXの「クルードラゴン」に続く、民間企業二つ目の飛行士輸送手段とする考え。米国人を確実にISSに滞在させ続けるためだ。

だが開発は遅れとトラブルの連続で、有人飛行の当初目標は2017年から約7年遅れた。今年5月に打ち上げを試みたが、予定時刻の約2時間前にロケットの問題で延期。宇宙船にも不具合が見つかり、何度も期日を遅らせた。今月1日の再挑戦でも予定時刻の3分50秒前に地上システムがカウントダウンを停止し、出発できなかった。(共同)

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